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2024.09.03ニュースリリース

てんかん患者とご家族と共に創るプラットフォーム「nanacara(ナナカラ)」が「harmoおくすり手帳」と連携機能をリリース!

harmoおくすり手帳とnanacaraが調剤関連データのAPI連携を開始しました

〜抗てんかん発作薬情報をより簡単に記録可能に~

患者・ご家族と共に創る、てんかん診療の支援プラットフォーム「nanacara(ナナカラ)」を運営するノックオンザドア株式会社(本社:東京都港区、以下ノックオンザドア)は、harmo株式会社(本社:東京都港区、以下:harmo)の「harmo(ハルモ)おくすり手帳」と連携し、利用者の調剤関連データをより簡単にアプリ上で記録できるようになりました。nanacaraは今後も、てんかんを持つ方とご家族が輝き自分らしい暮らしを送れるよう、てんかん診療の向上、暮らしの向上に向けて、皆様と共に活動を広げてまいります。

【背景】

てんかんは、小児から高齢者まで幅広い年代で誰もが発症する可能性があり、発症率0.8~1%の疾患(本邦で100万人程度と推定)で、特に小児期や思春期に比較的多く認められます。
てんかんの主症状である発作には、体全体にカが入って転倒するような危険な発作から、数秒間ボーっとする発作、脳の発達に影響を及ぼす発作など様々です。しかし、小児期においては適切な抗てんかん発作薬による発作管理により、治癒するてんかんも少なくはありません。
そのため、日々の発作症状と共に、抗てんかん発作薬の記録も正確に管理し、医師等に伝える必要がありました。
しかし、患者・家族共に日々の暮らしがある中で、日々の記録は簡単なものではありません。nanacaraでは、日々患者・家族の負担低減のため、症状・調剤情報の管理をより簡単に、正確に行える機能をこれまでもリリースしてきました。調剤情報の記録においては、薬局から発行される調剤明細の二次元コードをカメラで読み込みリリースし、多くの方にお使い頂いています。
今回、さらに簡単に調剤情報を管理可能とするため当社のグループ企業であり、国内電子お薬手帳大手のharmo社の電子お薬手帳「harmoおくすり手帳」と連携機能を開発しました。

【harmoおくすり手帳との連携概要】

nanacara利用者は、harmoおくすり手帳をダウンロードし、nanacaraアプリから「お薬管理」のタブを開き、harmoおくすり手帳を用いて連携設定をする事で、harmoおくすり手帳の機能を使って登録した薬がnanacaraに連携されます。また、nanacara薬局を含む日本の約800店舗のharmo対応薬局※1を利用すると、自動的に調剤関連データがnanacaraに登録され、大幅な手間の軽減につながるようになります。

これにより医師が診察をする時、nanacaraのてんかん発作記録とharmoおくすり手帳に登録した抗てんかん発作薬を同時に確認することができ、てんかん症状の記録・分析や、お薬による発作のコントロールの調整などにおいて、より効率的に活用できるようになります。

本機能をご利用されたい方、ご質問のある方は、nanacaraサポートLINEおよびメール窓口までお問い合わせください。

メール:nanacara@knockonthedoor.jp

公式LINE:https://lin.ee/yDN8ABj

<harmoおくすり手帳のダウンロードはこちら>

https://www.harmo.biz/okusuritecho/customer/

harmoおくすり手帳とnanacaraが調剤関連データのAPI連携を開始しました

※1 harmo加盟薬局・・・harmo株式会社が展開している薬局・医療機関向けの電子版お薬手帳の閲覧システムを導入している薬局

【今後の展望】

◯てんかん診療のスタンダードへ

nanacaraアプリ、nanacara for Doctorを利用したてんかん診療が当たり前になるよう、より便利に、より使いやすくアップデートしていきます。
nanacaraは、引き続き患者・ご家族、医師の先生方等の声を聴きながら、患者・ご家族の⽣活の質の向上に寄与し、てんかん診療に⽋かせない存在となれるよう活動を⾏ってまいります。

◯てんかん医療の均てん化への貢献

引き続き、全国どこにいても専門医療を受けられるようnana-mediを活用し、地域のかかりつけ医、都市部の専門医、てんかん専門知識を持つ薬剤師、そして患者の皆さま・ご家族と連携し、適切なてんかん診療を受けられる仕組みづくりを実施してまいります。ITの便利さを上手に利用しながらも、人の温もりが感じられる優しいサービスを目指してまいります。

nanacaraは、これからも患者・ご家族、医師の先生方等、多くの方々と共にサービスの向上、そしてnanacaraの輪を広げて参りたいと考えています。そして、てんかんに関わる方々の日々の暮らしが、少しでもより良くなるよう貢献して参ります。

そのためにも、てんかんをお持ちの方、ご家族、支援者の皆さま、医療関係者のみなさまのドアをノックして、お声を聴かせていただき、共にnanacaraサービスを育てていただければ幸いです。

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