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2022.01.17サービス
ノックオンザドア株式会社(代表取締役:林泰臣、東京都新宿区)、一般社団法人 mina family(代表理事:本田香織、大阪府大阪市東成区)、ミツフジ株式会社(代表取締役社長:三寺歩、京都府相楽郡)、豊島株式会社(代表取締役社長:豊島半七、名古屋市中区)の3社1団体は、てんかん患児のバイタルデータを取得し、アプリ内のデータと合わせて分析することで、患児やその家族の心理的・身体的負担の軽減に繋げていくことを目指す小児てんかん患児向けデバイス開発の共同プロジェクトをスタートいたします。またこのプロジェクトのPoCを2022年1月より開始します。
小児てんかん患児向け デバイス開発共同プロジェクトについて
てんかん患児家族は、外部環境や患児の健康状況など、日々発作に関連する多くの要素を気にしながら生活しています。今回のプロジェクトではミツフジ株式会社が提供するスマートウェアを使ったソリューション「hamon(ハモン)」により患児のバイタルデータを取得し、ノックオンザドア株式会社が提供するアプリ「nanacara(ナナカラ)」を通じて患児の健康状態をより簡単に正しく記録・共有できる状態を目指します。そして、そのデータを分析・解析することで、家族も気づくことのできなかった発作の検知を目指してまいります。患者やその家族の心理的・身体的負担を軽減するとともに、本プロジェクトにより収集したデータをてんかん医療の発展に役立てていくことを目的としています。また、一般社団法人mina familyは患児家族のネットワークを通じたプロジェクト参加者の募集、サービスやデバイスに対するフィードバックを行い、豊島株式会社は自社の持つ繊維の川上・川中・川下のネットワークを活かし「ウェア」の開発・製造をサポートしてまいります。
3社1団体共同で、てんかん患児およびご家族にご協力いただきながら、このプロジェクトのPoCを2022年1月より開始します。
nanacara(ナナカラ)とは
てんかんをお持ちの方とそのご家族が、服薬状況や発作頻度など日々の記録を共有・管理ができるアプリです。ワンタップですぐに記録を開始することができ、動画やタイマー、メモなどの詳細な発作記録も可能となっています。
記録した内容は、nanacaraに対応した医療機関の医師に対してスムーズに共有することが可能となります。
「ウェアラブル端末」「トランスミッター(送信器)」、情報を受け取る「スマホアプリ(情報を受ける)」「生体情報の解析(アルゴリズム)」「遠隔モニタリング(管理画面)」などのすべてを含めたサービスです。独自技術で研究開発した銀めっき導電性繊維がセンサーになったウェアで着用者の心拍データを取得し、独自のアルゴリズムで分析をすることで、体の状態を可視化することができます。
ノックオンザドア株式会社
2018年7月に創業した、難病患者・家族向け支援プラットフォーム事業を主としたベンチャー企業。
IT企業でエンタテインメント、ヘルスケア事業を経験してきた代表の林と、製薬会社で開発・マーケティングを経験してきた高山にて創業。「患者家族と時を過ごし、学び、共に創る」を理念とし、第一弾としててんかん患者家族と共に創る「nanacara(ナナカラ)」を2020年3月にリリース。
一般社団法人 mina family
「病気や障害のある子どもとその家族をしあわせに」をスローガンに、病児・障害児との暮らしに必要な商品の開発やイベントの開催、「子ども用車いす(福祉バギー)」啓発活動などを展開。当事者たちの声を受けて自治体・行政への陳情なども行っている。
ミツフジ株式会社
業務内容:ウェアラブルIoT製品向け銀めっき導電性繊維“AGposs(R)”、“AGfit(R)”、ウェアラブルIoT製品“hamon(R)” およびhamon AG製品の開発、製造、販売
特徴:独自技術で開発した“AGposs(R)”を使用したスマートウェアによる、連続した正確な生体データの取得・分析ができるアルゴリズム開発、および生体データを活用したソリューションを提供
豊島株式会社
1841年創業。180年の歴史の中で、時代の変化に応じて事業領域を拡大。現在では世界各地から原料・糸・生地の買付け・販売や、最終製品の企画から生産管理、納品まで一連のプロセスを手掛けファッション産業のあらゆる過程において総合的に事業を展開しています。また、持続可能なライフスタイル提案企業としてさまざまなサステナブル素材の開発と提供、そしてテックベンチャーへの投資やスマートウェアの開発を推進しています。2019年より、「MY WILL(マイ・ウィル)」をステートメントとし、サステナブル&テクノロジーに対する当社の姿勢を打ち出しています。
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